【日記】フランスと日本のソムリエ試験、どっちが難しい? | フランス/ボルドー・コニャックレストランブログ

【日記】フランスと日本のソムリエ試験、どっちが難しい?

日記

2度目のロックダウンからもうすぐ1か月が経とうとしているフランス、コニャックから。

3次試験受験者のみなさま、お疲れ様でした!

ご存知の方もいるかな。私は2013年にフランス国家資格ソムリエ資格を取得しました。

それもあってか、よく聞かれるこの質問。

「フランスと日本のソムリエ試験、どっちが難しい?」

……わかりません。

私、日本のソムリエ試験受けたことないんです…。

それどころか今となっては受験資格もありません。

(レストランに現在勤めていないので)

フランスのソムリエ試験を受けるためには、指定された学校に通う義務があります。

要は専門学校。

だからテスト対策もしてくれるし、そういう意味ではフランスの方が簡単かもしれない。

でも、試験はもちろんフランス語、筆記はつづり間違いは認められず、選択問題もほとんどないのでそういう言う意味では日本の方が簡単かもしれない。

フランスの試験(筆記)だと、ほとんどの設問がフランスワインなので、日本の試験の方がいろんな国をまんべんなく勉強しなきゃいけないよなぁとも思う。

と、つらつらと書けば書くほどわかりにくいので、簡単に表にしてみましょう。

さっきも書いたけど、日本の試験は受けたことないので想像です。

(きっと読んでくれている皆さんの方が詳しい)

日本 フランス
実務経験 今は最低3年間 最低4年間+ワイン学校滞在中に研修義務
学校 任意

  • 収入は減らんけど、独学だとやる気と忍耐必要?
義務

  • 仕事を辞める/働く時間を抑える必要があるので収入が減る
  • 試験直前は対策授業もしてくれる
テスト日程 1次通ったら2次、2次通ったら3次 3日間続けて開催
受験回数 無限 一生で3回まで

  • 3回落ちたら二度と受けられない
  • 次の年に受ける場合は、合格点を超えていない科目だけの受験でok
試験準備 分からないので飛ばします 200種類以上のワインリスト作成

学生時の研修期間中に行ったミッションについて論文

試験内容 筆記

テイスティング

論述試験

サービス実技

筆記

  • 記述問題
  • 表記間違い探し
  • ほとんどフランスについて
  • 海外ワインや水、コーヒー、茶、ビールなどの飲料も試験範囲

テイスティング

  • 赤白2種類
  • 1種類につきA4用紙1枚裏表記述
  • 色、香、味とサービス温度とか料理とか
  • 試験時間2~3時間あったはずやのに、時間が足りない

サービス実技

  • スティルワイン抜栓
  • スパークリングワイン抜栓
  • デカンタージュ

マリアージュ試験

  • 事前に作成したワインリストを元に
  • 料理や金額などは試験20分前に個室で渡される
  • 口頭試験中は何も見てはいけない
  • 英語での口頭試験あり
  • 口頭試験中にいくつか質問も

口頭試験

  • 事前に作成した論文について
  • 研修中に行ったミッションについて
  • レストランに与えた影響など

詳しくはフランスのソムリエ試験MC Sommellerieの詳細をご覧ください

試験は3日間なんやけど、筆記とテイスティング以外は一人ずつ個室で行われたので、結構待ち時間がつらかった。

同じ学校の友だちと話してたけど、ストレスはやっぱりすごかったなぁ。

今となって思うけど、フランスのソムリエ試験って実働部隊を育てるイメージ。

ワインリストつくったり、研修中のレストランへの貢献とか、マリアージュだけで1時間くらい試験あったり。

色々考えさせられる試験でした。

試験とは関係ないけど、ちょうど試験日にビザが切れて、レセピセ(仮ビザ)も出ぬまま試験受けてた。笑

この年、申請してるのに仮ビザすら出ず、半年間ビザなしで過ごしてた…。

あぁ、嫌な思い出。フランスに閉じ込められてたから、パリに長期間いたのもこの頃。

結局、書類不備って言われたんやけど、どう考えても出した書類やねんなぁ…。

羽でも生えて飛んで行ったんかな。

まぁまぁ、そんなことも含めてのフランス滞在ですよね。笑


その他いろいろやってます
以前行っていたレストランブログ
ワインブログ
Twitter
インスタ:ワイナリー見学
インスタ:レストラン
インスタ:ワインテイスティング
ホームページ:ワイナリー通訳同行

コメント

  1. […] 【日記】フランスと日本のソムリエ試験、どっちが難しい? […]

タイトルとURLをコピーしました